April 26, 2005

開幕戦

この日曜日、MTBジャパンシリーズが滋賀県で開幕した。シーズンを転戦して14年目にして始めて自分の意思で開幕戦欠場を決めた。過去2回開幕戦を欠場したのは1度目は就職1年目、2度目の欠場は勤務シフトの関係。共にやむを得ずの欠場だった。3度目の欠場となった今年は4月に入ってようやく月に3日程の3時間弱のロード練が始められる様になったが、まだMTBのレースを走る程身体が出来上がっていない。例年ならば無理にでも出場するのだが、今年は出来なかった。自分の理想の走りと現実のギャップの大きさに耐える事が出来るか不安だった。
レースは自分の理想と現実のギャップの中でそれらを重ね合わせる為に最大限の努力をするものだと思っている。常に一歩前を行く自分の理想の走りを追いかけて行く。しかしその理想と現実の姿のギャップが大きくなりすぎてしまうと追いかける事を諦めてしまいそうになる。
 現実の自分を受け入れると言うのは言うは簡単だが、いざやろうとなると勇気が要る。今までは何とか勇気を振り絞って受け入れようと努力して来たが、今は受け入れられるかどうか判らない。トレイルを見つけてココロ踊る感覚が有りMTBが好きな自分が居る事が判った。今はそのMTBが好きで居たいからレースと言う現実に飛び込む事が出来なかった。

 周りから少しづつ入ってくる開幕戦の情報。自分が出場していない開幕戦の情報を知ると、MTBレースが急に遠い世界のモノに思えて寂しさを感じた。  

Posted by miyagi_man at 00:12

April 20, 2005

トレイルの虫

5f3c3bd0.jpg この週末は近所の山にお花見に出掛けた。日なたは暑い位の気温でとてもキモチ良い。この山はいつもMTBで練習している山より一つ奥に有り初めて足を踏み入れた。クルマの助手席から景色を眺めていると数人のMTBerを目撃した。どうやらMTB向けのトレイルが有りそうな予感…。
 途中、脇道を見つけ覗き込むと何だか良さげなトレイルが有る。最近はMTBに乗る事を忘れていたが、いざトレイルを目の前にすると今まで忘れかけていた思いがムズムズを湧き出してきた。「ここをこうして、ああして、あそこで体重移動して…」なんて頭の中では走りのイメージを作り初めていた。奈良にはまだまだ無数のトレイルが存在するのだろう。
 ここ1年、自転車に乗る事を中立に考えていたが、目の前のトレイルを見て感じた事は自分にはまだトレイルを走るのが好きだと言う事が確認できた。  
Posted by miyagi_man at 01:27

April 04, 2005

レギュレーション

再び気が付けば4月…(汗)日記も約ひと月も更新していなかった。4月になればMTBのレースも開幕、全国で熱戦が繰り広げられる事でしょう。しかし、国内外のMTBレースを取り巻く環境は激変し、その形態を変えようとしている。その時代に合わせてレギュレーションを変更していかなければ時代に取り残されてしまい、結果、興行的成功を収める事が出来ずに競技そのものが衰退し上がりを見せる「アドベンチャークロスカントリー」で活躍する様になるのかもしれないていってしまう。
MTBレースの魅力の一つに「他人からの機材支援を受けずに自分の力でゴールを目指す」と言う物が有る。自然環境を相手に自分の力を見極めて戦う。自然環境の中では人間は無力だ。その大きな力に「マウンテンバイク」と言う道具で立ち向かうのがルーツの一つだ。
そんなMTBのレースだが、2005年よりレース中の機材交換が認められる事になった。即ちクルマのF-1の様にピットまで戻れればメインの車体以外は交換出来ると言う物だ。このルールは国内では全日本選手権のみ適応となる様だが、MTBレースを取り巻く流れが大きく変った事は事実だ。このルール改正には様々な理由とメリット、デメリットが有り、その中での決定なのだろう。イチ選手としてはその決定と、時代の流れに従い、与えられた環境とレギュレーションの中でベストを尽くすしか無い。


  
Posted by miyagi_man at 00:46Comments(0)TrackBack(0)