妥協せず、最後までやり遂げよう!
仕事やスポーツの世界では良く耳にする言葉。
オイラも妥協せず、やり抜く事は一つの美学であると思う。
しかし、やり抜けば、また、やり抜こう、とすればするほど、考える。
果たして、妥協せずして完遂できるであろうか。
オイラが今までやってきたこと、他の現場で見てきたことを考えると、プロの仕事は有る意味、妥協無しではありえないのではないか。
たとえばプロのレースメカニックであれば、限られた時間の中で、マシンをベストコンディションに仕上げ、トラブルの時は頭をフル回転させてスタート時間までに修復し「その時のベストパフォーマンス」を発揮させる。
そして「プロのレーサー」は出来る限りの走りで応える。
一見、妥協の無い美しい世界のように見えるが、やればやるほど、妥協無しではできない世界である。
プロの仕事は「質」と「時間」のバランスが要求される。
妥協は「時間」の中でどれだけ「質」を上げて利益=結果を生み出すことができるか、の最終判断地点だと言えるかもしれない。このポイントをどこまで高められるか、がプロの真価といえるのかもしれない。
「こだわり」を持って仕事をするのはとても大切だし、忘れてはならない事だけど、単に「こだわり」を持つだけでは、単なる道楽に過ぎないと思う。
ナンデこんな事を言うか?
とある修羅場で「神」が降りてきて、信じられない動きで切り抜けるコトができた時に、ふと思ったから。
それにシテも、切り粉が目に入って目ェ開かない…(痛)