晴天の土曜、HUTCHINSONのニュータイヤCOUGAR(クーガー)の初ライド。
HUT曰く、石の多い路面、ドライ路面を想定。コーナーリングの安定を考えサイドノブを高く、転がりを軽くする為にセンターノブを低くした、とのこと。
また、チューブレスレディはサイドウォールを強化し、サイドカットのリスクを抑える「ハードスキン」を採用。
軽量バージョンのチューブレスライトが655gに対してチューブレスレディ・ハードスキンが660gだから、重量増はごく僅か(シーラントを入れたとしても)
Tire :Tubeless Ready Hard skin 26-2.1
Tire pressure :F:1.9
R:1.9
Bike:ORBEA ALMA 09Mod.
この日のフィールドは某●●山。当然、Trailへのインパクトを考えてレーシングライドではなく、普通〜〜のMTBライドの範疇で走行。
特別に「テストをするぞ〜〜!」と息巻いて走ったワケでは無いので、軽く第一印象程度の感想。
今までのHUTは絶対的グリップ感よりも、コントロール性を重視したようなタイヤが多かった。PYTHON、Chameleon、Mosquitoはその典型。
唐突な挙動変化を起こすことなく、ライダーには常に的確なロードインフォメーションを提供してくれた。
オイラは、その特性から「ライディングテクニック養成タイヤ」と密かに呼んでいた。
そして、COUGAR。
TRAILに入って直ぐに感じたこと。今までのHUTタイヤに比べると、オンザレール感が強くなったな〜という印象。
ちょっとイジワルして、バイクを急激に倒しこんでも、ズバッ!とフロントが突然抜ける様なことはなく、「ズ……ズズ…ズズズズ〜〜〜」と緩やかな印象。
今までFrontに使っていたTOROと比べてみると、中途半端にBikeを寝かした時の安心感が向上している気がした。
とりあえず、HUTの狙った性能は十二分に感じ取ることはできた。恐らく、林道やガレ場などでは、Front,Rearともに、サイドグリップ、トラクション共に満足のゆく性能を発揮してくれそう。この辺りは、また改めて別のフィールドで試してみたい。
難点はセンターノブを低くした、とは言ってもやはり舗装路での転がりの重さは感じてしまう。もっともPiranhaやPythonと比べた場合なので、タイヤ全体のパフォーマンスからすると、舗装路については有る程度、割り切る必要は有るだろう。
COUGAR、初Rideの印象は好感触♪